岩手県・浄法寺町へ…①沢のせせらぎと風のささやきが織りなす、みごとなやすらぎの里

 娘は出産後3週間近くなりましたから、姐さんは17日金曜日の夕方から休み(?)をとり旅にでました。一日少々の短い旅。地元の名所旧跡を訪ねてみようと選んだ先は岩手県・二戸町にある浄法寺町(じょうぼうじまち*地名は<ほう>ではなく<ぼう>)。目的地は<浄法寺歴史民俗博物館>(*この場合は<じょうほうじ>)です。山村の博物館に何となく惹かれたのです。出かける前に調べてみたら、この博物館は瀬戸内寂聴師が住職をしていたことでも有名な<天台寺>の麓にあることがわかり、より一層心惹かれました。
 <いわて銀河鉄道>で<二戸駅>を目指し、<奥中山高原駅>を出発したのは夕方の4時。この日の天気は上々で、姐さんをこころよく送り出すかのように、群青色の空に顔を出した気の早い大きな入道雲が微笑み、天も後押ししてくれました。
 <二戸駅>からJRバスで約30分。終点の<浄法寺駅>で下車。ここから先は宿泊先の<天台の湯>までは、温泉の送迎バスが連れて行ってくれます。
 この町に来て、早々疑問がいくつかわきました。そのひとつは<浄法寺>という地名から、同名のお寺があるのでは? と思ったことです。でもその名の寺はありません。寺はなくとも同名の城跡<浄法寺城跡>がありました。城主は鎌倉武士畠山家の血筋の豪族。南部方の重鎮として名を馳せたようですが、1600年初め宗家は廃絶の憂き目にあい、子孫は浄法寺の名をなるのることなく、この地で隠れて暮らすか、地方に逃げ延びたようです。生憎歩いては行けるような場所ではでなかったので見てはいませんが、戦略的によく考えられ築城されたことが、城跡(建物はない)に現れているとか。
 この町のもうひとつの疑問は、<浄法寺駅>というからには列車の駅があるのでは? と思ったことです。単にバスの駅なら<バスターミナル>で充分だと思いますが……。お迎えに来てくれた<天台の湯>の方に聞いてみたら、列車の駅はない、ということです。どうも、岩手県は沿岸地方は列車を、内陸はバスを、というすみ分けができているようです。地形的なものだと思いますが。
 2つの疑問は解けましたが、悲しいかな浄法寺の地名の由来はわからずじまいでした。どなたかおわかりなら、教えてください。
 さて、お迎えのマイクロバスをひとりじめして約15分。岳(やま)の麓の温泉<天台の湯>に明るいうちに到着しました。予想以上にすばらしいところでした。その素晴らしさを少しずつアップします。

画像

(画像上)栽培がはじまったばかりの畑や原生林を越えて、行き着いた先稲庭岳(いなにわだけ)の麓の温泉。大きな空。そしてその空の青さをぜいたくに下地に使った雲の白さが際だっている風景。風が描くゆっくりと変わりゆくみごとな芸術作品を、いつまで見ていてもあきない至福のとき
画像

(画像上)稲庭岳から流れる小川がいたるところに。一点の濁りのない水がいくつもの沢を伝わって流れてくる。水のせせらぎ、風のささやきのみごとなハーモニーに包まれながら、極上の散歩を。沢の両側には畑が広がる。畑の80パーセントは葉たばこの生産。日本の葉たばこ生産地のトップクラスだが、近年の嫌煙事情から生産農家は減少の一途。今年は種蒔きが終わったあとに、雪が降ったり寒かったりで、種蒔きをやり直す農家も出ているとか
画像

(画像上)稲庭高原の麓に風力発電が3基稼働している。この3基の電力は東北電力に売電されている。3基の風力でこの町の電力は充分賄われるはず、とは町の人の声。宿泊先の温泉には、メンテナンス関係の技術者が長期滞在していた。風力発電の研究課題は雷、鳥による妨害らしい。やればできる<ノー原子力発電>

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 10

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス
ガッツ(がんばれ!)

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック